中小企業診断士試験
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【令和4年/2022年度版】中小企業診断士の試験制度について

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こんにちは。ぶらんちです。今回は中小企業診断士の試験制度についてです。

中小企業診断士試験は1次試験と2次試験(+口述試験)に分かれており、それぞれに合格することで中小企業診断士へのチケットを手にいれることができます。

正確には、2次試験合格後に実務補習を受けないと正式登録できなかったり、1次試験合格後に養成課程に進むことで2次試験や実務補習をパスできたりとかなり複雑なのですが、ひとつずつ見ていきましょう!

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1次試験について

1次試験は7科目ある!

1次試験は全部で7科目あり、例年8月初旬に2日間かけて実施されます。

日程科目試験時間配点
1日目経済学・経済政策60分100点
財務・会計60分100点
企業経営理論90分100点
運営管理90分100点
2日目経営法務60分100点
経営情報システム60分100点
中小企業・経営政策90分100点
※ 試験はマークシート方式(多肢選択)となります。
※ 60分の試験は概ね25問(1問4点)、90分の試験は40~42問程度(1問2~3点)のことが多いです。
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1次試験の合格基準

1次試験の合格基準は、「総得点の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。」となっています。

基本的には以下を満たせば合格となりますが、平均点が60点を大きく下回った科目があった場合は得点調整が入るイメージです。
(例えば平成30年度の経営法務はかなり難しかったのか、一律で8点加算されました)

  1. 7科目の合計得点が420点以上
    → 60点未満の科目があっても、全科目平均で60点以上であれば問題なし
  2. 40点未満の科目が1つもないこと
    → 合計得点が420点以上であっても、40点未満があれば足切り

科目合格制度

1次試験には科目合格制度というものがあり、必ずしも1年で全科目を合格する必要はありません。

合格した科目は3年間有効ですので、1年目に2科目、2年目に3科目、3年目に2科目、といった形で合格を重ねていっても2次試験に進むことができます。

科目合格は60点以上とる必要があります。なお、合格した科目は仮に100点で合格したとしても次年度以降「60点」として計算されますので、複数年で1次合格を目指す場合でも、苦手科目を残すのはお勧めしません(苦手科目を得意科目でカバーするように計画していきたい)。

ちなみに、2021年4月より科目合格者、1次試験合格者には以下の名称が付与され、履歴書に書けるようになりました。人によっては2次試験合格までは長い道のりになりますので、受験生には嬉しい制度変更ですね。

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2次試験について

2次試験も4科目ある…!

1次試験7科目に全て合格すると、2次試験に進むことができます。

2次試験は4つの事例企業に対し、中小企業診断士としての助言を求める設問に答える筆記試験になります。

日程科目試験時間配点
午前事例Ⅰ(組織・人事)80分100点
事例 Ⅱ(マーケティング・流通)80分100点
午後事例 Ⅲ(生産・技術)80分100点
事例 Ⅳ(財務・会計)80分100点
※ ある事例企業の概要の書かれた与件文を読んで、設問に記述式で答える形式。
※ 100文字以内で回答する設問が多い。

各事例企業は上記テーマに沿った問題や課題を抱えている設定となっており、論理的思考ができれば初見でもある程度回答することが可能です。そのため勉強し始めた頃が一番点数が良くて、試験独特の思考法やテクニックを覚えていくほど点数が伸び悩む、なんてこともしばしば…。

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2次筆記試験の合格基準

2次試験の合格基準は、「総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とする。」となっています。

1次試験とは異なり科目合格制度は無く、4科目の総得点での合否判定のみとなります。

もし2次試験が不合格となってしまっても、翌年度までは再度受験することができます(翌年度も2次試験に不合格となってしまうと、1次試験から再挑戦となってしまいます)。

口述試験について

口述試験も2次試験の一部なのですが、進めるのは筆記試験の合格者のみとなります。口述試験は筆記試験合格発表の1週間後を目処に実施されます。

10分ほどの面接試験で、筆記試験4事例に関連する質問が4〜5問程度出題され、1問あたり2分程度で回答します。

口述試験の合格基準

「口述試験の評定が60%以上」とされていますが、欠席しない限りほぼ合格します。(合格率99.5%以上)

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合格率について

合格率は以前は1次、2次試験ともに20%程度で、ストレートで合格する可能性は4%程度という大変難しい試験でした。ただ、近年1次試験の合格率が上昇傾向にあり、ストレート合格できる可能性も6~7%程度まで上昇しています。

1次試験の合格率推移

実施年度1次受験者数1次合格者数1次合格率前年度比較
H2914,343人3,106人21.7% +4.0%
H3013,773人3,236人23.5%+1.8%
R114,691人4,444人30.2%+6.7%
R211,785人5,005人42.5%+12.3%
R316,057人5,839人36.4%△6.1%
※1次受験者は7科目全てを受験した者の人数

2次試験の合格率

実施年度2次受験者数2次合格者数2次合格率前年度比較
H294,279人828人19.4%+0.2%
H304,812人905人18.8%△0.6%
R15,954人1,088人18.3%△0.5%
R26,388人1,174人18.4%+0.1%
R38,757人1,600人18.3%△0.1%
※2次受験者は筆記試験4科目全てを受験した者の人数
※2次合格者数は口述試験の合格した者の人数
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養成課程に進む道もある

1次試験合格後に、2次試験に進まず養成課程を受ける方法もあります。

【中小企業庁】養成課程・登録養成課程実施機関一覧

こちらについてはあまり詳しくないのですが、要するに中小企業診断士の養成学校に入るということです。

行われるのは1次試験までの知識の再確認や、グループによる演習や実習で、実施機関によってカリキュラムが組まれており、半年間だが平日日中も講義がある所もあれば、休日・夜間のみだが2年間通う必要がある所もあります。

ベテランの中小企業診断士が講師となることが多く、「みっちり教えてもらいたい!」という人には良いかと思います。

ただし、費用が大変高額です(200~300万円!)

ちなみに、1次試験合格の有効期限は翌年度末まで、となっていますが、養成課程のコースによっては2月や3月に開校するものがあります。

つまり、2次試験を2回不合格が確定しても、その年度中に養成課程に入学することができれば、そのまま「1次試験+養成課程」で中小企業診断士を取得するルートに乗り換えることができるのです。
(実際、2次筆記試験会場の帰りに、養成課程のパンフレットを配っている方がいました。)

2次試験に挑戦後に養成課程に切り替えるパターン
  1. 2021年度に1次試験に合格
    ⇒ 2022年度末(2023年3月31日)まで有効
  2. 2次試験の挑戦資格
    ⇒ 2回目:2022年10月(2023年1月に合否判明
  3. 養成課程コース
    2023年3月1日~受講開始

※「1次試験合格」は養成課程入学の要件。その為、1次試験の有効期限が切れる2023年3月31日までにコースが開始されていれば切替可能

なので、まずは2次試験を頑張って、どうしてもダメだったときに、養成課程を検討するのがよいのではないかと思います。

まとめ

如何でしたでしょうか?

詳細案内は中小企業診断協会HPにアップされていますので、必ず最新情報をご確認しましょう!

ABOUT ME
ぶらんち
ぶらんち
中小企業診断士
システムエンジニアとして14年間キャリアを積んだ後にコンサルティングファームに転職。ITコンサルタントとして従事する傍ら、中小企業診断士として伴走支援を実施中。
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