中小企業診断士試験
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1次試験合格者に新名称が付与されます!

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こんにちは。ぶらんちです。

以前制度見直しの報道があり、「大きな制度改革か?」と話題となりましたが、ついに2021年4月21日(水)中小企業庁より中小企業診断士試験1次合格者に関する公式発表がありました!
どんな内容なのか確認していきましょう。

公式発表はこちら↓

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1次合格者に新名称付与へ

中小企業診断士試験に関しては、2次試験に合格したうえで実務補習(または実務従事)15日を完了し、登録が完了するまでは「ただのヒト」ということで何も名乗ることが出来ませんでした。

今後は、1次試験の科目合格者に対しても新名称が付与されるようになります。

  • 1次試験科目合格者 
    → 中小企業支援科目合格者(科目名)
  • 1次試験全科目合格者
    → 中小企業診断修得者

つまり、1次試験に科目合格、もしくは全科目合格した段階で「中小企業支援科目合格者」「中小企業診断修得者」と履歴書の資格欄に記載が可能、ということです。簿記2級等と同じイメージですね。

これは転職の際には有利には働きそうです。特に「中小企業診断修得者」のほうは、面接官がもし中小企業診断士のことを知らなかったとしても、その場で「経営全般の広い知識を有している」ことをアピールできます。企業側の求人はあくまで即戦力であり、必ずしも中小企業診断士である必要はないものと思われます(当然中小企業診断士の方が有利とは思いますが)。

一方、科目合格の場合でも、各専門試験の2級程度の難易度はありますので、関連業界へのアピールになりそうです。
特に中小企業経営・政策に関しては中小企業診断士業務に密接した内容ですので、各中小企業支援施策の窓口業務補助金申請受付のような業務を請け負えるようになるかもしれません!(今はどこも人手不足なので、チャンスはあると思います!)

大きな制度変更ではなかった

ただし、「中小企業支援科目合格者」「中小企業診断修得者」は当該試験合格の有効期間内のみが適用されます。

現制度では1次試験合格の有効期間は3年間ですので、その間に2次試験に合格できなければ、再度「ただのヒト」に逆戻りです。中小企業診断士も5年間で更新が必要な資格なので、まあ当然といえば当然ですね。

一応、1次試験だけを合格し続けるという手もありますが、基本は中小企業診断士を目指すという点に大きな変化は無さそうです。

ただし!この変更は1次試験の難易度には影響を与えるのではないかと思いますので、学習計画に多少影響があるかもしれません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

1次試験合格の段階で履歴書に書けるようになることは、受験生にとってはモチベーション向上につながる変更ではないかと思います。思ったより大きな制度改革ではなかったものの、それでも効果はあるのではないでしょうか。

1次試験合格の際に合格証書が送付されていますが、今後は科目合格者に対しても科目合格証書が届くのかもしれませんね~。

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中小企業診断士
システムエンジニアとして14年間キャリアを積んだ後にコンサルティングファームに転職。ITコンサルタントとして従事する傍ら、中小企業診断士として伴走支援を実施中。
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