中小企業診断士試験

ぶらんち合格体験記④

こんにちは。ぶらんちです。TACに通って臨んだ2次試験が不合格となり、再挑戦の3年目の話です。

3年目の勉強方法(2次試験)

LECに編入(?)

3年目はどうやって勉強するか、本当に悩みました。

飲み会も減らしてTACに真面目に通い、成績も悪くなかっただけに、次の一手が思い浮かばなかったんです。過去問も繰り返しやってしまって新鮮味も失われているし…。

そんな中、受験仲間から聞いた予備校のことを思い出しました。

LEC(東京リーガルマインド)
2次試験対策に定評があり、毎年たくさんの方が合格しています。

LECの良い点

  • 双方向授業が充実
  • 全体の一貫性を重視した回答作成プロセス
  • 丁寧な添削

双方向授業が充実

LECは2次対策は双方向授業を意識しており、ディスカッション、ケーススタディ、グループワークを中心としています。2次試験の学習で悩むのは、自分1人だと回答が合格水準なのか的外れなのか判断しにくい、ということです。

例えば本試験終了後、毎年各予備校が模範解答を出しますが、まったく内容が違うことも多いです。ちなみに、各予備校とも熟練の講師陣がディスカッションをしながら数日かけて作成していたりするので、結局どれも本番80分で同じものを書くことはほとんど不可能です。

こうなると、独学者が「合格するために必要なレベル感」をつかむのはとても難しいです。LECでは、双方向授業を通じて受験者同士が意見を交わすことで、「受験生レベルでもココは外せないポイント」「この視点は盛り込むべき」というレベル感が見えてくるようになっています。

ちなみにTACの時も有志が集まって勉強会を行い、同じようなことをしていましたが、気づけば「何を聞かれてるんだかさっぱりだよね~」「問題のつくりがそもそも現実的ではない!」なんてただ作問者批判をして終わり、なんて事もありました。

その点LECは講義の中で講師監修のもと実施するので、上手く軌道修正されより深く議論することができました。

2020年度はコロナ禍の影響により、途中から講義スタイル中心となりました(今年度もそうなると思います)。

ただ、講義の中では「受験生に陥りやすいミス」「外せない論点はココ」といった分かりやすい解説で、双方向授業で得られる「気づき」は享受できたかな、と思います。

全体の一貫性を重視した回答作成プロセス

LECでは「事例整理シート」を使って予件文を整理し、全体の方向性を立案する練習をします。その上で設問文のつながりを構造化して、第1問から最終問題まで一貫した提案になるよう回答を作成します。

【事例整理シート】
① 予件文の情報から、事例企業のSWOT分析を行う
② SWOT分析から問題点を深堀する(真因遡及)
③ 真因に対する改善の方向性(課題)を立案
④ 方向性(課題)に対するアクションを設定

【設問構造図】
① 第1問での要求されていることを整理
② 第1問と第2問目以降の相関関係を整理
③ SWOT分析と照らし合わせ、ストーリーに沿って回答を作成

SWOT分析

現状を以下4つの視点から整理し、今後の意思決定に生かす分析方法です。

  • 強み(S):競争力の源泉となる企業の内的要因
  • 弱み(W):他社に比べ劣っている企業の内的要因
  • 機会(O):今後の成長・拡大のチャンスとなる外的要因
  • 脅威(T):業績に影響がある可能性のある外的要因

基本的な考え方は「強みを生かす」「弱みを克服する」です。中小企業診断の実務でも利用するので、とても重要なフレームワークです。

上記はあくまで過去事例の学習で用います。この学習方法を行うと、2次試験の問題が如何に緻密に作られているか分かるようになります(最初にやった時は感動すら覚えました)。

例えば、予件文をSWOT分析の視点で読んでみると、「強みを生かせない分野に挑戦しているから上手くいってないんだな」「この弱みがあるから問題が発生しているんだな」ということが見えてきます。

また設問文も、「第1問で強み・弱みを答えさせて、第3問で弱みを克服する提案、第4問で強みを生かした提案を答えさせたいんだな」ということが分かってきます。

上記が見えた上で書く回答は、主張に一貫性があり、今までよりも説得力のあるものになりました。

本試験での時間配分は特にLEC独自のものはないのですが、TACメソッドと組み合わせるをこんな感じでしょうかね。

  • 最初に設問文を読み、設問構造を理解する
  • 予件をチェックし、SWOT分析・課題解決の方向性を決める
  • 設問構造を意識して、各設問の回答案を作成する
  • 上記を最初の30分で終わらせ、残り50分で回答を書く

丁寧な添削

LECは答練の添削がとても丁寧です。TACは受講生が多いためか、模範解答のキーワードが入っているかどうかで採点される傾向が強く、正直文章としてあまり成り立ってなくても加点されることがありました。

その点、LECは模範解答と同じキーワードが入っていても、論点が違えば減点されましたし、全然違う主張であっても妥当性があれば加点されました。

私の時は、回答欄の横に「こういう意図で書きました」とか「書くべきか悩んでやめました」などど書いて提出すると、「だったらこんな書き方のほうがいいよ」「この内容であれば確かに書かないほうがよいね」と返事が書いてあり、答練が返ってくるのが楽しみでした。

LECに興味が出てきた方はこちら↓

勉強方法

コロナ禍による緊急事態宣言が発出されてから、1か月ほど通学授業がなくなりました。通信講座での受講を強いられ、模試も中止が相次ぎました。

双方向授業が全くできなくなり、LEC側も大変だったと思います。強みが生かせない状態でしたからね。私自身もやる気が減退し、勉強が手につかない時期もありました。

ただ、回答の質はどんどん向上しました。模試の点数はそれほど伸びませんでしたが、「真因遡及の深堀が足りなかったな」とか「強みを生かす意識が足りなかったな」と反省することに注力し、点数は気にしないことにしました。

2次試験に再挑戦!

正直当日は「今年も落ちたか~」と思ってました。そのくらい手ごたえはなかったです。事例Ⅰ・Ⅱはそれほど難しいと感じなかったのですが、事例Ⅲは設問構造もストーリーも把握できるのに、設問がどれも納期遅延の改善策ばかりで、回答要素をどこで使ったらいいか分からないつくりだったし、事例Ⅳに至っては80分で回答させる気があるのか?というくらい計算量が多かったです。

「自分が難しいと思うときは、他の受験生も難しいと感じている!」と割り切ることにしましたが、全然安心できる状態ではなかったです…。

ABCD判定サービス

本試験の答案は提出してしまい手元に残らないので、当日のうちに再現答案を作成しました。

LECでは再現答案を送付すると、LEC基準で採点し評価・総評を頂けるサービスがあったからです。(別にTAC受講生のときも利用できたんですけど、知らなかったんですよね…)

ABCD判定サービスは、判定+総評のみの無料サービスと、各事例の得点と各設問に対するアドバイスまで頂ける有料サービス(2,000円程度)の2種類があり、私は有料サービスを申し込みました。

結果は以下の通りです。

判定でいうと「BAAA」の総合評価「A」でした!

事例Ⅱの80点なんてのはさすがに本試験ではあり得ないと思いますが、それでもメチャクチャうれしかったです。

がぜん合格発表が楽しみになってきました!!
(その後Twitterで「A判定だったけど結局落ちた人」を見つけて、またドキドキの毎日を過ごすのですが…)

合格発表当日

合格発表当日は間が悪いことに出張だったため、飛行機の中で中小企業診断協会のホームページを確認しました。

事前の案内では「10時より各協会の掲示板にて発表、サイトには午前中に掲載」となっていたのですが、サイトも10時に掲載されました(汗)。

早速自分の番号を探したのですが、目視の際には見つからず…。

「やっぱり落ちたか…」と寒気を覚えながら、一応検索をかけてみたところ、ありました(ホッ)

なんでか受験番号が横並びなんですよね(普通縦だろ…)。
ほんと焦らせないでほしい。。。

飛行機の中なので声を上げるわけにはいかなかったのですが、とりあえず嫁にLINEで報告し、ウキウキで仕事に向かったのでした。

…中小企業診断士試験はこれで終わりではありません。最後に口述試験が待ってます。口述試験までは1週間…!!急いで準備しないと!!!

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