【2次試験】要点まとめ
こんにちは。ぶらんちです。今回は2次試験直前期ということで、各事例の要件をまとめました。どれも超基本的なことですので、「初心忘るべからず」の精神で読んで頂ければ幸いです。
事例Ⅰ
事例Ⅰのテーマは組織・人事です。主に問われることは以下の通りです。
- 経営戦略
- ビジネスモデル
- ドメイン
- 組織構造
- 組織文化
- 人事施策
事例Ⅰは「強みを活かすための戦略・組織づくり」について回答することを意識しましょう。間違ってもマーケティングの観点で書かないように注意です!
経営戦略といっても階層(レイヤー)によって色々ありましたよね。おさらいしたい方はこちらの記事もお読みください。
事例Ⅱ
事例Ⅱのテーマはマーケティング・流通です。どうすれば売上向上に繋がるかが問われます。
- 顧客数(来店数)の向上
- 客単価(購買点数)の向上
- 顧客生涯価値(LTV)の向上
与件文にはたくさんの情報が散りばめられていますので、まずは設問分析を行って焦点を絞り込んでから取り掛かるといいですね。
マーケティングのポイントについては以下の記事にまとめておりますので、ご参考にしていただければと思います。
事例Ⅲ
事例Ⅲのテーマは生産・技術です。主に生産現場の改善活動について問われます。
- 技術力・品質が高い
- 開発力がある
- 一貫生産体制である
⇒ 与件文にある機会をとらえ、強みを活かした今後の戦略を提案(助言)
- 製造リードタイムが長い
⇒ 生産工程を見直す
⇒ チーム編成を見直す
⇒ 工場レイアウトを見直す
⇒ 外注管理を強化する - 在庫(仕掛品)が多い
⇒ 生産計画の頻度を上げる
⇒ 発注管理を強化する
⇒ 在庫管理を強化する - 標準化・マニュアル化がされていない
⇒ 標準化・マニュアル化を進める - 情報の共有化がされていない
⇒ 情報を共有化する - 大手取引先に依存した取引構成
⇒ 商品の競争力を上げ、下請けからの脱却
事例Ⅲはある程度パターン化されており、与件文に「やっていない」「出来ていない」と書いてあったら「やりましょう」と書くだけです(極論)。
また、最終問題で今後の戦略を問われたら、「強みを活かした提案」一択です。詳細は以下記事にまとめていますので、合わせてご確認ください。
事例Ⅳ
事例Ⅳのテーマは財務・会計です。計算問題が中心です。
- 経営分析(必須!)
- CVP分析
- キャッシュフロー計算書
- NPV
- デシジョンツリー
- 企業価値
- デリバティブ
もし今から復習するなら、やはり経営分析に集中した方がよいとおもいます。与件文から財務指標のあたりを付ける練習をしましょう。
あとは「論述問題は絶対書く!」という意識を持つことです。実は難しい計算問題に時間をかけるより、論述問題をちゃんと書いた方が加点が見込めます。CVP分析は「固定費が大きい企業は売上の変動幅に対して利益の変動幅が大きい(営業レバレッジ)」という特徴を答えさせる問題が頻出だったり、デリバティブのお決まりパターンがあったりしますので、過去問を解き直すなら論述問題を中心にやった方が良いです。
一応過去記事でもまとめていますので、お時間ある方は読んで頂ければと思います。
回答は前向きに!
与件文を読んでいると、問題や課題ばかりでついネガティブな発想が先行してしまいます。ですが求められているのは「今より良い未来にするにはどうしたらいいか」であることを忘れないでほしいです。
「××だからダメ」ではなく「××を改善して○○を向上」です。回答作成は常にポジティブ思考で考えて頂ければと思います。
注意書きには要注意!
下記は令和2年度事例Ⅱの与件文の最終行です。
こういった注意書きを読み飛ばさないようにしましょう!回答する上で知らなくてもよいことであれば、わざわざ注釈なんて入れる必要ないですからね。
他にも「尚、~である。」みたいな表現も要注意です。最後の方にさらっと重要なことが書かれていたりするので、与件文は丁寧に読むことを心がけましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか?
「もう出来るだけのことはやった!あとは本番を迎えるだけだ!」という方も多いと思います。が、仮に「まだやることがある!」と思っている方も、ここからは体調管理を優先してくださいね。
この直前期に風邪をひいてしまったら、最悪受験できなくなってしまいます。なので万全の体調で本番を迎えられるよう、十分な栄養と睡眠時間の確保を徹底しましょう!