2次試験対策

【2次対策】回答はポジティブにまとめよう

こんにちは。ぶらんちです。 突然ですが、「資格を取ろうと決めた時」「引っ越そうと決めた時」など、大きな決断をする際に何を決め手にしますか?

スキルアップ?昇給?
部屋が手狭になったから?

色々と理由はあると思いますが、いずれも「今より良い未来」を想像してますよね。それはたとえ「会社がブラックだから辞めてやる!」という決断であっても、今より良い未来を想像しているという点では一緒です。

これは、企業経営においても変わりません。今日はそんなテーマです(どんなテーマだ…)。

ケース①経営コンサルタントが止めた理由

令和元年度事例Ⅰ 第5問
A 社長は、今回、組織再編を経営コンサルタントの助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。

上記に関連する予件文は以下の通りです。

令和元年度事例Ⅰ 予件文(抜粋)
これまでリストラなどの経営改革に取り組んできたものの、A 社の組織は、創業当時の機能別組織のままである。そこで、A 社長が経営コンサルタントに助言を求めたところ、現段階での組織再編には賛成できない旨を伝えられた。

「A社長は組織再編をやりたかったのに、経営コンサルタントに止められた」ように見えますね。おそらく経営コンサルタントは組織再編をしないほうが良い理由を説明し、A社長はそれらに納得したのでしょう。

では、経営コンサルタントはどんな話をしたと思いますか?

経営コンサルタント

A社の規模はまだ小さいので人も少ないし、新規事業もやっと軌道に乗ったところでまだ不安定なので、もう少し成長した段階で組織再編を考えた方がいいですよ。

上記のように想像が「ダメな理由を述べる助言」で終わってしまった方は少し危ないです。ダメな理由って割とすぐに思いつくのですが、実は「何と比べてダメなのか」が無いと納得感を得るのが難しいんです。今回の場合だと、A社長はこんなことを言い出すかもしれません。

A社長

どのくらいの規模になるまで待たなきゃいけないの?人が少ないと組織再編って出来ないもんなの?新規事業が軌道に乗ってきた今だからこそやりたいんだけど…。

そうならないようにするためには、機能別組織と比較する何かが必要です。1次試験の勉強が進んでいると、機能別組織との比較で真っ先に思いつくのは事業部制組織です。

経営コンサルタント

事業の規模や従業員数を考えると、事業部制組織にするほど多角化が進んでいないと思うんです。スタッフ部門を各部門ごとに設置しなくてはいけないので重複コストもかかりますし、何よりマネジメント人材が足りないですよ。セクショナリズムが生じないよう対策も必要ですし…うんぬん

A社長

…事業部制組織にしたいって言ったっけ?

経営コンサルタント

ですよね(汗)

こうなると題意を大きく外してしまい、本試験なら事故発生です。

今のままでも強みは活かせますよ

上記のようにならないまでも、ネガティブな助言の行きつく先は一つです。

A社長

ではどうすればいいの?

こうなると「機能別組織のままでいいんですよ」という話になるのですが、納得してもらうために良い点を並べます

経営コンサルタント

機能別組織のままで十分強みを活かせますよ。経営改革に取り組んでいる現段階ではA社長が全体を見渡せて迅速な意思決定が出来た方がいいですし、何より新規事業を発展させていくには専門化が欠かせませんからね。それらがフルで活かせる機能別組織はベストな選択だと思いますよ!

A社長

なるほどね。今の形態のままで良いんだね。

だったら最初から機能別組織の良い点を並べて、「如何に現状に適しているか」というポジティブな説明をした方が早いですよね。冒頭の「今より良い未来が見えた時に決断する」というのは、こういうことなんです。

ケース②社長は「敢えて」そうしている

平成30年度事例Ⅰ 第2問設問1
A 社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A 社の人員構成から考えて、その理由を 100 字以内で答えよ。

予件文に「企業向けの電子機器開発に特化」「技術者は9割」「生産も販売もパートナー企業に委託」とあり、それを踏まえて理由を考えていく問題です。

中小企業はリソース(資金や人的資源)が限られているので、差別化集中戦略が基本です。ただ「リソースが限られているから仕方なく差別化集中戦略をとる」と覚えていると、ネガティブな回答を書いてしまいがちです。

ネガティブな回答例

理由は、人員構成が9割が技術者であることから、①営業力が弱くニーズの収集が難しい、②最終消費者向けは製品サイクルが早く、新製品開発をニーズに対応し続けることが困難である、ためである。

上記はぶらんちが初めて解いた時の回答です。

「技術者9割」は仕方なくそうしている、という想いに囚われていますが、そうであればA社長は営業職を増やせばよいですよね?にも関わらず技術者を中心とした人員構成を貫いています。また生産も販売も委託していることも考えると、とにかく研究開発に注力したい(強みを伸ばしたい)と考えるのが自然です。

つまり技術者集団にして企業向け製品開発に特化した方が「良い未来になる」と判断した、ということです。

ポジティブな回答例

A社の人員構成は技術者9割であることから、①高い専門性を活かせる企業向け製品開発の方が事業展開しやすい、②そのために最終消費者のニーズを収集する体制整備より技術者確保を優先している、為である。

まとめ

如何でしたでしょうか?

よく「人の悪いところを見るのではなく、いいところを探そう」と言ったりしますよね。これは別に人に限ったことではないよ、というお話でした。模範解答を覚えてしまうくらい過去問を勉強してしまうと、逆にピンと来ないかもしれませんね。

ただ、本試験は初めてみる問題で、たいてい予件文には問題点(悪い面)が書いてあります。それらに引っ張られてしまうと、ついネガティブなことを回答してしまいがちです。

常に「ポジティブにまとめる」ことを念頭に置いてほしいです。きっと題意に沿った素晴らしい回答が書けますよ!

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