2次試験対策
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ふぞろいで採点してみた(R4年事例Ⅱ)

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こんにちは。ぶらんちです。時間が空いてしまいましたが、本日は事例Ⅱの答え合わせです。ご参考頂ければ幸いです。

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ふぞろいな合格答案とは

ふぞろいな合格答案とは、同友館が発行している2次試験対策用の参考書です。毎年本試験での実際の回答(再現答案)を募集し、集まった再現答案を分析して制作されています。

活用方法については別記事にまとめていますので合わせてご参照ください。

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令和4年度事例Ⅱについて

令和4年度の事例Ⅱの事例企業は「食肉と食肉加工品の製造・販売を行う事業者」です。問題文は以下より入手できます。

令和4年度のふぞろいはコチラです↓

ぶらんちの回答案

詳細は以下にて解説しています。

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第1問

令和4年度事例Ⅱ 第1問(配点 30 点)
B 社の現状について、 3 C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から 150 字以内で述べよ。

ぶらんち回答案

顧客は県内や隣接県のホテル、旅館、飲食店3及び直営小売店に訪れるB社周辺の現役世代の家族3である。競合はスーパーと取引する大手食肉卸売業者4、ネット販売における食肉販売業者4である。自社は商品のクオリティの高く、食肉加工やコンサルテーション1顧客ニーズにも対応3しているが、売り上げが他社の動向に左右されている3。(150字)

⇒ 21点/30点(ふぞろい採点基準)

ふぞろい掲載の再現答案では、顧客に「コロナ禍による打撃」についての補足を加えたりするなど、より詳細に表現して点数を重ねる戦略が目立ちました。ぶらんち案でも必要十分だとは思いますが、「安全圏に行く人はこういうところでも抜かりないんだな」と、とても参考になりました。

第2問

令和4年度事例Ⅱ 第2問(配点 20 点)
B 社は、X 県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進に力を貸してほしい」という依頼を受け、B 社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100 字以内で助言せよ。

ぶらんち回答

県内の農業、漁業者と協業5し、山の幸、海の幸2を使った加工品を開発2する。商品コンセプトは詰め合わせ1贈答品・土産品2とし、地域ブランド化2して差別化を図る。販路は県内の観光エリア1大規模な商業・集客施設1とする。(100字)

⇒ 16点/20点(ふぞろい採点基準)

点数的には良かったのですが、X県からの依頼である「第一次産業を再活性化」「県の社会経済活動の促進」にどう応えているかを明確に書けてませんでした。商品コンセプトも本来は「県の四季を感じさせる」とかが正しくて、「コンセプトは詰め合わせセットです」って変でしたね。そういう意味では、まだまだ勉強不足です…。

第3問

令和4年度事例Ⅱ 第3問(配点 20 点)
アフターコロナを見据えて、B 社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策をとればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から 100字以内で助言せよ。

ぶらんち回答案

ターゲットは料理の楽しさに目覚めた3現役世代の家族とする。品揃えは、日常使いしやすいカット肉やスライス肉3や、作りたての揚げ物、総菜3とする。対面接客1の強みを活かし、買物客のニーズに合わせた提案販売2を行う。(100字)

⇒ 12点/20点(ふぞろい採点基準)

私の答案はセオリーを外しておりますね。「誰に、何を、どのように、効果」(ダナドコ)というフレームワークに対して「効果」が抜けており、加点のチャンスを逃しています。いま学習されている受験生の方々は、「効果」まで書くことを忘れずに!

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第4問

令和4年度事例Ⅱ 第4問(配点 30 点)
B 社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。
中小企業診断士に相談したところ、B 社社長は日本政策金融公庫『消費者動向調査』(令和 4 年 1 月)を示された。これによると、家庭での食に関する家事で最も簡便化したい工程は「献立の考案」(29.4 %)、「調理」(19.8 %)、「後片付け」(18.2 %)、「食材の購入」(10.7 %)、「容器等のごみの処分」(8.5 %)、「盛り付け・配膳」(3.3 %)、「特にない」(10.3 %)とのことであった。
B 社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するために B 社はどのような提案を行うべきか、150 字以内で助言せよ。

ぶらんち回答案

定期的1献立提案3食材3セットを届けるオンライン販売事業者と協業すべきである。B社にはオンライン販売業者に対し、①新たな献立の考案3、②食材の半加工2を請け負うことを提案し、シナジーを発揮して付加価値を向上2させるよう助言する。協業を通じ最終消費者への販売チャネルを開拓し、安定収益で長期的な成功を図る。(148字)

⇒ 14点/30点(ふぞろい採点基準)

本問のポイントは、ズバリ「B社の強みを生かす提案」でしたね。第1問で「提案力」と書いたならば、それを活かした商品・サービスにしましょう、ということですね。

ぶらんちはここでも「効果」を少し外してしまいました。協業が長期的に成功するための効果を書かなければならないので、B社の販路拡大ではなく、オンライン販売事業者にとっての良い効果を書くべきでした。

まだまだ修行が足りん…!

まとめ

如何でしたでしょうか。

ふぞろい採点結果は、63点でした!

本問は基本的な構成で難易度も標準的だったと思います。ただ、私が受験から年月が経ち、かなり対応力が衰えているように思います…。予備校の作問もしている立場からするとお恥ずかしい限りです。

今年の試験も目前です。私のような凡ミスをしていないか、改めてチェックしてみてください!

ABOUT ME
ぶらんち
ぶらんち
中小企業診断士
システムエンジニアとして14年間キャリアを積んだ後にコンサルティングファームに転職。ITコンサルタントとして従事する傍ら、中小企業診断士として伴走支援を実施中。
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