2次試験対策
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令和4年度合格率について

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こんにちは。ぶらんちです。ついに令和4年度2次筆記試験の合格発表が出ましたね。合格した方、おめでとうございます!不合格だった方は今年も是非挑戦してほしいなと思います。

今回は令和4年度中小企業診断士試験の合格率について分析します。

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1次試験の合格率推移

令和4年度1次試験の結果は以下の通りでした。

実施年度1次受験者数1次合格者数1次合格率前年度比較
H3013,773人3,236人23.5%+1.8%
R114,691人4,444人30.2%+6.7%
R211,785人5,005人42.5%+12.3%
R316,057人5,839人36.4%△6.1%
R417,345人5,019人28.9%△7.5%
※1次受験者は7科目全てを受験した者の人数

令和4年度1次試験は過去最大規模での実施となりました。そして合格率は令和に入ってからは初めて30%を下回る結果となりました。詳細は以下記事をご参照ください。

あわせて読みたい
【2022年度】1次合格発表と2次受験者・合格者数予想
【2022年度】1次合格発表と2次受験者・合格者数予想

2次試験の合格率推移

そして2次試験の結果です。ちなみに先述の記事では受験者数と合格率を以下の通り予想していました。

2次受験者数の試算条件
  • 本年1次合格者の9割が、2次試験を受験する
  • 昨年2次試験不合格者のうち、半数が本年度2次試験に再挑戦する
  • 合格率は18%とする
実施年度2次受験者数
試算値)
2次受験者数
(実績)
2次合格者数
H304,637人4,812人905人
R15,953人5,954人1,088人
R26,937人6,388人1,174人
R37,862人8,757人1,600人
R48,096人1,457人
(予測値)
※ 2次受験者(試算値)は「当該年度の1次合格者×0.9+前年度の2次不合格者×0.5」にて算出
※ 令和4年度の合格率は18%とする

令和4年度の合否結果

そして今回の結果が以下の通りです。

実施年度2次受験者数2次合格者数2次合格率前年度比較
R48,712人1,625人18.7%0.4%
※2次受験者は筆記試験を受験した者の人数
※2次合格者数は口述試験の合格者数

2次受験者数合格者数ともに予想を大きく上回り、昨年に引き続き史上最多人数を記録しました。

要因としては、やはりコロナ禍による受験見送り組の存在が大きいのではないかと推察します。単純に診断士資格の人気が上昇しているとも考えられますが、コロナ禍による特例措置も終了し、少しずつ受験者数が落ち着きそうな気がします。

そして合格率安定の18%台。平成27年度以降は18~19%が続いており、今回も「例年通り」と言えます。ただ、先の「受験見送り組が多かった」という仮説が正しいとすると、初学者が上位18%に入ることは至難の業であり、ストレート合格を狙うのは相当難しかったのではないかと考えます。

令和4年度全体の合格率

ということで、割り出される中小企業診断士試験全体の合格率は以下の通りです。

令和4年度の診断士試験合格率

1次合格率(28.9%)×2次合格率(18.7%)=5.4%

令和3年度の全体の合格率は6.7%だったので、数値上は難化したことになります。ただ、「2次のみ受験」など条件に当てはまらない受験生も多いこと、2次合格率はほぼ固定のため「1次合格率が全体の合格率を左右している」ことから、あまり当てにならない数値ではあります。あくまで参考ということで…。

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まとめ

如何でしたでしょうか?

2年連続の合格者数1,600人台には正直驚きました。「国は中小企業診断士を増やしたいんだ」ということを実感しました(期待されてる…!)。とはいえ、不合格者は7,087人と令和2年度の受験者数よりも多いわけで、なかなかカンタンには合格させてくれない試験でもあります。難しいですが、挑戦する価値のある素晴らしい資格だと思います。

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ぶらんち
ぶらんち
中小企業診断士
システムエンジニアとして14年間キャリアを積んだ後にコンサルティングファームに転職。ITコンサルタントとして従事する傍ら、中小企業診断士として伴走支援を実施中。
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