中小企業診断士試験
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中小企業診断士を取れば転職が有利に?おススメ転職サイトもご紹介

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こんにちは。ぶらんちです。2022年1月、「40代からの学び直しに役立つ資格」として中小企業診断士が1位に選ばれ、関心が集まりました。スキルアップや自己啓発の一環として中小企業診断士をめざす方もいますが、「転職に有利だから」と勉強を始める方もいるのではないでしょうか。

今回は「中小企業診断士と転職」をテーマに解説していきます。

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中小企業診断士で得られるスキル

中小企業診断士は1次試験7科目、2次試験4科目を受けて合格する必要があり、トータルの合格率が5~7%とも言われる難関資格です。

習得できる知識は、経営戦略からマーケティング、人材管理、経済学、財務会計、店舗運営、物流、生産計画・生産管理、経営法務、情報システム、そして中小企業経営・政策と非常に幅広いです。また、2次試験の筆記試験では簡潔明瞭なアウトプット技術についても学ぶことができ、全てのビジネスパーソンが必修科目として学んでもいいのではないか?と思うほど実務に役立つ知識が身につきます。

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転職に有利になるか

さて、そんな中小企業診断士資格ですが、「取得により転職に有利になるか」というと残念ながらそこまでではありません。業界別に見てみましょう。

コンサル業界

中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格ですので、当然コンサル業界への転職が有利になるかと思いきや、そもそも「中小企業診断士」が募集要件になっていることはまずないです。それよりも最先端のIT技術(AI・VR・DXなど)や医療・金融などの特定分野に強みを持つ人材が求められる傾向です。

なので、現職でのスキルを活かして転職活動を行った方が近道だったりします。私見ですが、民間コンサルと中小企業診断士はあんまり相性が良くないです。

民間コンサルには「とにかく経験がモノをいう。資格で取れる知識なんて高が知れてる」という感じの人が多いです。履歴書の資格欄を充実させるより、大きな実績(案件の規模や件数)をアピールした方が採用されやすいと感じます。

一方で中小企業診断士は「民間コンサルは単価が高すぎる。薄い報告書でお金を取り過ぎ」と思ってるの人が多いです。顧客は中小企業でお金に困っているところも多く、民間コンサルの高単価は楽して儲けている、と映るのかもしれません。

ただ、これって事業領域の違いが大きいと思います。民間コンサルは大企業志向、高い単価で効率よく利益を上げるビジネスモデルであることが多く、中小企業診断士はリソースの少ない企業に対して知恵を絞り、深く関わっていくのがお仕事です。

私は民間コンサルと中小企業診断士の二足の草鞋を履いてますが、出会う人も仕事の進め方も全然違います。なので、診断士を取ったからと言って転職に有利ということはあまりないのが実状です。

コンサル以外の業界

これは正直、面接官が中小企業診断士を知っているか否かで大きく変わります。

中小企業診断士を知っている面接官の場合、「経営全般のプロと国が認めている」と認識され、勤勉で優秀な人材として高評価につながるでしょう。特に面接官が中小企業診断士を目指したことがあれば、面接でも話が弾むことでしょう。

…但し、認知度が少ないのでほとんどそんなことは起こらないです。大抵は「なんか持ってるんだね」で終わりです。当然、募集要件になっていることはないです。

転職したいなら、さっさと転職活動しちゃいましょう

もし転職をするために中小企業診断士を取ろうとしているのなら、さっさと転職活動を始めちゃった方がいいです。1,000時間近く勉強するのに大して有利にもならないなんて、はっきり言って効率が悪すぎます。

ドーンと飛び込んでしまって、転職先で荒波に揉まれてしまった方が成長も早いと私は考えます。「自分はスキルがない」と思っている方は、自分に対してSWOT分析するといいと思います(どんな人にだって強みはあります!)。弱みや脅威ばかりに気を取られているようでは、そもそも良い中小企業診断士になれません!

やり始めないと、やる気は出ません

少し話は変わりますが、脳研究者の池谷裕二氏は、著書の中で「やる気」についてこう述べています。

やる気を生み出す場所は脳の側坐核(そくざかく)にあり、そこの神経細胞が活動すればやる気が出るという仕組みです。刺激が与えられると活動する場所なので、「やる気がない場合でも、やりはじめるしかない」のです。やっているうちに側坐核が自己興奮してきて、集中力が高まって気分が乗ってきます。「仕事をやる気がしないと思っても、実際にやりはじめてみる」というのはかなりいい方法でしょう。

『海馬 脳は疲れない』より引用

脳の構造上、「やる気が出てから活動する」のではなく「やってたらやる気が出る」なんですね。つまり、転職したいと思うなら即行動!ってことです。

ちなみに「海馬 脳は疲れない」は池谷氏とコピーライターの糸井重里氏の対談本なんですが、とても分かりやすかった記憶があります(古い本なのであんまり覚えてませんが…汗)。糸井さんは「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトも手掛けていて、「ほぼ日手帳」という万能手帳をつくったり、面白いことをたくさんやってます。見たことない方は一度訪れてみることをおススメします。

おススメ転職サイト

ただ、実際に転職活動をするにも無策で飛び出すとあまり良い結果にならないです。そこで転職エージェントのチカラを借りましょう。それぞれ特色がありますが、どれも無料で利用できるので、複数登録して良い求人に出会える確率を増やすのがおススメです。

BIZREACH(ビズリーチ)

話題のハイクラスエージェント

管理職・グローバル人材向け国内最大級の会員制転職サイトです。職務経歴書を登録すると厳正な審査をクリアしたヘッドハンターと国内外の優良・成長企業が職務経歴書を見て直接スカウトがきます。
経営コンサルタントは、管理ポジションかつ高年収の求人が多いので、ハイクラス求人を謳った転職エージェントを活用した方が良いです。

アクシズコンサルティング

BIG4への転職に強い!

BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)や アクセンチュアなど総合系コンサルティングファームの転職に強いエージェントです。2014年〜18年の大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位の実績があります。
コンサル業界各社とのパイプがあるため、書類審査や面接前後に候補者を推薦してもらったり、ファーム毎の面接・選考対策を受けることができる手厚いサポートが魅力です。 コンサル業界を目指すなら、ぜひとも登録しておきたいです。

中小企業診断士は割に合わない?

ここまで「転職しちゃえ!」というテンションでお届けしてきましたが、では「中小企業診断士の資格取得は割に合わないか」というと、決してそんなことはないです。

冒頭でも紹介しましたが、中小企業診断士試験は試験範囲が非常に広く、合格する頃には自然と幅広い知識とロジカルシンキングを習得することができます。例えば看護師さんになるためには看護学校で基礎から学ぶように、中小企業診断士も試験勉強を通じて経営コンサルのスキルを学んでいるんですね。実際、診断士同士は同じ知識ベースで会話が出来るので、仕事がとってもスムーズです。

これらの知識やスキルはどの業界・業種でも必ず役に立ちます。「転職」には必ずしも有利にはなりませんが、中小企業診断士はとても魅力的な資格であることは間違いありません。

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まとめ

如何でしたでしょうか?

ハイクラス転職は、高年収と引き換えに高い成果を求められ、プレッシャーもかなりのものとなります。ただ、それを「成長のチャンス」「リスクの高い賭け」のどちらと捉えるかで人生が大きく変わります。

ぜひとも「成長のチャンス」と捉えて、どんどん挑戦していきましょう!

ABOUT ME
ぶらんち
ぶらんち
中小企業診断士
システムエンジニアとして14年間キャリアを積んだ後にコンサルティングファームに転職。ITコンサルタントとして従事する傍ら、中小企業診断士として伴走支援を実施中。
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