中小企業診断士試験

中小企業診断士とはどんな職業?資格を取るだけで得られるメリット・年収などを解説!

こんにちは。ぶらんちです。今回は本ブログのメインテーマである中小企業診断士について、「そもそも中小企業診断士とは?」「診断士になるには?」といった基礎的な事柄について紹介したいと思います。

中小企業診断士とは?

中小企業診断士、及び中小企業診断士制度の正式な定義は以下の通りです。

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。

中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。

中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。

中小企業診断協会HP(j-smeca.jp)より

なんだか固くて読みづらい文章ですが、簡単にいうと中小企業診断士とは経営コンサルタントとしての唯一の国家資格です。

「中小企業診断士」というネーミングから、「大企業は診断できないのか」「診断して終わり?」など知らない人からすると色々疑問が湧いてしまいますが、大企業を診断とすることも可能ですし、診断だけでなく継続的な支援も行います(伴走型支援なんて言ったりします)。

つまり、本資格の取得は企業経営全般の知識を持つエキスパートであることの証明になると思って差し支えないです。

ただ、日本は企業全体の99.7%が中小企業ということもあり、「中小企業に活力を!」というのが国の方針です。そのため、試験範囲には中小企業経営・政策など中小企業に特化した科目も含まれています。

試験制度の詳細については、以下記事をご参照頂ければと思います。

https://branchpine.com/archives/94

そもそも経営コンサルタントとは?

よくTVドラマに登場する経営コンサルタントは、とんでもない経営方針を打ち立てて主人公の会社を窮地に追い込んだり、裏で暗躍していたりと悪役として描かれることが多いです…。その為、経営コンサルタントと聞くと「怪しい…」と感じる方も多いと思います。

では実際にコンサルタントがどんな価値を提供するかというと、「企業の課題を見つけ、解決策を助言する」「解決策の実施を支援する」ことです。

経営コンサルタントの役割

例えば、飛行機の部品メーカーがあったとします。その会社は父が創業者、長男が二代目です。二代目は今まで装飾品の卸売会社の正社員として働いていましたが、父の体調不良により会社を引き継ぐこととなりました。

二代目社長は経営の経験は全くないし、飛行機部品のことも何も分かりません。でもどうやら資金繰りに苦労していて、従業員同士も何やら対立があるようです。まさに「何から手を付けたらよいか分からない」といった状態です。

そんな時に大きな助けとなるのが経営コンサルタントという存在です。問題点を整理して真の原因を洗い出し、課題解決に導いてくれます。 財務諸表を分析し、改善点を経営者に助言したり、経営方針や中長期経営戦略の素案を立案したりと、とてもやりがいのあるお仕事です。

専門特化しているコンサルタントが多い

ただ、「ITコンサルタント」はIT戦略やシステム投資効果試算、構築プロジェクト推進に特化していたり、「創業支援コンサルタント」は会社設立指南に特化していたりと、各人がそれぞれの得意分野を活かしてコンサルティングを請け負っているケースが多いです。

そのためサービス内容は千差万別であり、同じ「〇〇支援」と謳っていても、提供されるサービス内容が同じとは限りません。

クライアント(顧客)は、知識がないことに対してコンサルティングを依頼するので、助言内容の正当性・妥当性を精査することが難しいです。(提供された内容の品質が良いのか悪いのか判断できない)

加えて、あくまで「助言」であるため、決定するのはクライアントでありコンサルタント側が責任を問われることは少ないです。(契約を打ち切られることはあると思いますが

つまりクライアント側が圧倒的に不利という珍しい業界です。

そのため、クライアント側としては「払った金額に見合った成果が出ていない」「いまいち信用できない」といった疑心暗鬼に陥いるのではないかと思います。逆に言えば経営コンサルタントにとってもお客様に満足頂くためには高いパフォーマンスを発揮する必要があるということですね。

中小企業診断士を取る意味

コンサルタントは誰でも名乗ることができ、元手もかからないので、色々なスキルを持った方が「〇〇コンサルタント」として業界に参入してきます。クライアントから見れば、同じサービス名称でも品質は珠玉混合、結果に保証も無いわけですから、ブランド(大手コンサルティング会社、等)で選びがちになります。

実は大手だろうと個人事業主だろうと、提供される品質は担当者のスキルや仕事への情熱に依存するのですが、契約をするまではブランドがものをいいます。そういう意味では、中小企業診断士国からのお墨付きですので、自分のブランドに箔をつけることができます。

また、中小企業診断士の試験勉強を通じて広い知識を習得できるので、会社員のままでも仕事の品質が上がります。

私の場合、知識の習得以外では以下2点が大きな収穫でした。

①タイムマネジメント力の向上

資格取得を目指した当初は、共働きかつ子供も小さく、また転職したてで新しい仕事を覚えるのに精一杯など、とにかく時間が足りませんでした

結果、勉強1年目は惨敗に終わり、「まとまった時間が欲しい!」と考えるようになった私は、仕事の効率化で勉強時間を確保するように努めました。

最初は「昼休みに(勝手に)30分早く出て、1時間勉強する」くらいの時短でしたが、1年後には複数のプロジェクトを請け負っても定時でオフィスを出て2時間勉強してから帰ることができるようになったり、とにかく時間の使い方が上手くなりました

②コミュニケーション力の向上

二次試験は筆記試験なのですが、字数制限があるため要約力が求められます。この鍛錬を繰り返していると、伝える技術がだんだんと身に付いていきます。

例えば、コンサルタント業界で言われる「こけりか主具ズバ」が最も効率が良いコミュニケーション術であることが実感できたりします。

<話す順番>
結論から話し、理由は後回しにする

の話は(主題と)
っか(結果から話す)
ゆう(理由はそのあと)

<話し方>
簡潔明瞭に話す

じょうがき(箇条書きで)
語(主語は明確に)
体的(内容は具体的に)
ズバ(ズバッと言い切る!)

他にも色々とあるのですが、こちらは5つのメリットとして別記事にまとめてますので、合わせてご参照ください。

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中小企業診断士の年収

「中小企業診断士活動状況アンケート調査」結果(令和3年5月)によると、中小企業診断士の年収は、ボリュームゾーンが500~800万円(21.4%)1,000万円以上は合計34.0%となっており、一般的なサラリーマンと比べると高収入が期待できます。

年収回答数構成比(%)
300万円以内8314.3
~400万円518.8
~500万円5810.0
~800万円12421.4
~1,000万円6611.4
~1,500万円8915.4
~2,000万円396.7
~2,500万円254.3
~3,000万円162.8
3,001万円以上284.8
合計579100.0

一方で300万円以下も14.3%もいます。資格をとった後も自己研鑽を続けつつ、人脈を広げ積極的に営業活動を行うことが重要ということですね。

まとめ

如何でしたでしょうか?

ちなみに中小企業診断士には定年がありません。70代でもバリバリ活躍している先輩方はたくさんいらっしゃいます。実際に会社を勤め上げ、定年後に独立して現役を続ける方もたくさんいます。

人生100年時代。年金がもらえるかどうかも分からず将来への不安は尽きません。自分のスキルを高め、少しでも長く収入を得るためにも、中小企業診断士の取得を検討してみてはいかがでしょうか?

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