1次試験対策

まだ諦めない!得点調整について

こんにちは。ぶらんちです。1次本試験を受験された皆さま、お疲れさまでした!

手応えの方は如何でしたでしょうか?自己採点結果で「ダメだった…」という方も、まだ諦めてはいけません。中小企業診断士試験は、しばしば得点調整が入る可能性があるからです。今回は中小企業診断士試験の得点調整についてご紹介します。

得点調整とは

得点調整とは、試験終了後に作問ミスが発覚したり、難易度調整が上手くいかず想定よりも平均点が低かった場合に行われる特別措置のことです。直近5年間だけでも、令和元年度を除きほぼ毎年何れかの科目で得点調整が行われています。

さらに遡って調べてみましたが、1次試験科目合格が導入された平成18年度から令和2年度までの15回のうち、得点調整が全く無かったのは3回しかありませんでした。

今年は中小企業経営・政策にて試験当日に没問が発表されています(コロナ関連なんてナマモノから出題するから…)。ほかにも色々とありそうです。

【大予想】令和3年度試験にコロナ禍は登場するか!? こんにちは。ぶらんちです。2021年3月21日に2度目の緊急事態宣言が解除されました。もうコロナ禍となって1年以上経ちますが、「令和3...

9/13(月)にさらに第22問(1)(2)の両方が没問になり、なんと5点分も全員正解扱いとなりました!出題ミスで5点加点は初めての珍事ではないでしょうか…?

復活合格が大幅に増えそうです

直近5年間の得点調整内容

平成28年度

平成28年度は全体的に非常に難易度が高かったようで、1次試験の合格基準の引き下げが行われました。さらに経営情報システムにおいては受験生の得点に4点を加点するという追加措置まで行っています。

合格基準は、本年度の得点水準を勘案し、「総点数の59%以上であって、かつ、1科目でも満点の40%未満のないこと」としました。また、「経営情報システム」については、本年度の得点水準を勘案し、受験者の得点に4点を加算しました

中小企業診断協会HP「平成28年度中小企業診断士第1次試験の試験合格者について」より抜粋

総得点の59%以上ということは、7科目で413点以上取れば合格です。通常は420点以上で合格ですから、7点の基準引き下げがあったということですね。さらに経営情報システムは4点加点されていますので、全体で11点の得点調整となります。

ただ、難易度が高いが故の得点調整なので焼け石に水という受験生は多かったと思います。実際合格率は高いわけではないので…。

実施年度1次受験者数1次合格者数1次合格率
平成28年度13,605人2,404人17.7%
平成29年度14,343人3,106人21.7%
平成30年度13,773人3,236人23.5%
令和元年度14,691人4,444人30.2%
令和2年度11,785人5,005人42.5%
※1次受験者は7科目全てを受験した者の人数

平成29年度

経営法務解答発表にミスがあり、問題自体には誤りはなかったにも関わらず受験生全員が正解扱いとする措置が行われました。当時の受験生にとってはラッキー加点となりました。

平成29年8月7日に、当協会のホームページにおいて、標記第1次試験にかかる正解・配点を公表いたしました。
その後、「経営法務」の第6問の設問2について、公表されている正解が違うのではないか、という指摘が外部の方から8月15日にあり、正解を再確認しましたところ、公表した正解に記載ミスがあることが判明いたしました。
(中略)
また、今回の正解の訂正は、出題した問題自体の誤りによるものではありませんが、当協会のミスにより受験者の皆様方にご迷惑をおかけしたことから、すべての受験者の解答を正解として取り扱わせていただくことといたします。

中小企業診断協会HP「平成29年度中小企業診断士第1次試験における正解の訂正にかかる対応について」より抜粋

平成30年度

経営法務激烈に難しく、たくさんの受験生が涙を飲みました(ぶらんちもその一人でした)。得点調整も史上初の8点加点が行われましたが、それこそ焼け石に水、合格率5.1%と非常に低かったです。

実施年度H28H29H30R1R2
経営法務6.3%8.4%5.1%10.1%12.0%
※1次受験者は7科目全てを受験した者の人数

平成30年度はもう一つ、「財務・会計」の答案用紙が1枚所在不明になるという事件がありました。協会は当該者に対し謝罪し、「財務・会計」を科目合格扱いとすることが公表されています。

「俺の答案も紛失してくれ…」と考えてしまった受験生は多かったと思います(汗)。

令和元年度

1次合格率が史上初めて30%越えとなった年度ということもあり、残念ながら(?)特に得点調整はありませんでした。

令和2年度

全体に関わる得点調整はありませんでしたが、幕張メッセの会場で一部の受験生の問題用紙の配布が開始時間に間に合わないという事故がありました。

令和2年7月11日・12日に実施した中小企業診断士第1次試験について、1日目第1時限(科目:経済学・経済政策)に際し、幕張メッセ会場(展示ホール3)において、一部の受験者(12名)について問題用紙の配布遅れが生じたことにより、適正な試験時間の確保がなされなかったことが認められました。
これらの受験者に対しては、「経済学・経済政策」の得点を補正して1点加点する措置を講ずることとし、郵送にてこの旨をご通知いたしました。

中小企業診断協会HP「令和2年度中小企業診断士第1次試験の「経済学・経済政策」における一部受験者に対する問題用紙の配布遅れにともなう加点措置について」より抜粋

当時誰も経験していないコロナ禍における開催で、ソーシャルディスタンスを保つため幕張メッセという大規模会場を利用したために起こったことで、運営側の準備も大変だったことは想像に難くないです。

ただ当事者にとっては、「え、配られてないのにもう始まっちゃうんだけど…!」と動揺したことは間違いないし、その代償が1点加点で釣り合っているのかと言えば、…どうでしょうか?

まとめ

如何でしたでしょうか?

得点調整は理由があって行われるものなので、これにより合格率が急浮上するということはありません。ただ、自己採点で当確ライン上にいる受験生は、望みを捨てず2次対策を進めるのが良いと思います!

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