【大予想】令和3年度試験にコロナ禍は登場するか!?

こんにちは。ぶらんちです。2021年3月21日に2度目の緊急事態宣言が解除されました。もうコロナ禍となって1年以上経ちますが、「令和3年度中小企業診断士試験にコロナ禍は登場するか!?」について考察していきたいと思います。
コロナ禍による環境変化
2019年12月8日に中国で原因不明の肺炎患者が報告されて以来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に拡がり、世界的流行(パンデミック)を引き起こしました。今もたくさんの方が身体的・経済的に苦しい状況に陥っていることは皆さんもご存じの通りです。
3蜜を避けソーシャルディスタンスが叫ばれる昨今、ビジネス環境も大きく変わりました。飲食業界をはじめ、オフラインビジネスは大きな打撃を受ける中、テレワーク推進などにより働き方に変化が生まれ、オンラインビジネスにも注目が集まっています。
令和2年度の試験対応はどうだったか
令和2年度は、以下日程で当初の予定通り試験が行われました。
1次試験:
2020年07月11日(土)・12日(日)
2次筆記試験:
2020年10月25日(日)
2次口述試験:
2020年12月20日(日)
もともと東京オリンピックを想定し1次試験は例年より1ヵ月弱前倒しで予定されておりました。
その上で、「東京オリンピックが延期になったけどどうなるの?」「緊急事態宣言は明けたけど日程変更あるのかな…」と受験生が不安になる時期もありましたが、感染対策を徹底することで予定通り実施されました。
(幕張メッセが試験会場となった時はビックリしましたね~。ぜひgoogleで「中小企業診断士試験 幕張」で画像検索してみてください。壮観です。)
1次試験の対応
1次試験は7月に行われたこともあり、コロナ禍に関連する問題はありませんでした。
まあ知識問題ですし、ここは当時も出題傾向が変わることを心配していた受験生はあまりいなかったと思います。
2次試験の対応
2次試験は事例企業の診断・助言をする形式ですし、コロナ禍がどう扱われるか注目が集まりました。

上記は令和2年度 各与件文の冒頭です。
大方の予想通り、令和2年度に関してはコロナ禍は登場しませんでした。
ぶらんちはこの一文を見た時だいぶ気持ちが軽くなったのを覚えています。「コロナ禍は出ないだろう」と信じて勉強しており、もし出てきたらパニック必至だったので…。
令和3年度はコロナ禍は登場するか!?
それでは令和3年度試験について予想していきます!
「コロナ禍は登場する説」と唱えるAさんと、「コロナ禍は登場しない」とするBさんの主張を見てみましょう。
コロナ禍は登場する説

withコロナ時代であることを考えれば、コロナ禍は登場すると思います!
前述の通りコロナ禍によりビジネス環境は大きく変化しており、飲食店は今までの集客が出来ず新しい方法を模索しています。芸能・音楽だってオフラインイベントの開催が難しい状況です。
一方で、巣ごもり需要を捉え、○ーバーイーツのような宅配事業が伸長するなど、新たなビジネスチャンスも生まれています!
これを反映しないなんてあり得ません!
- 今後はコロナ禍を前提とした中小企業への診断・助言が必要となるから
- 中小企業診断士として、コロナ関連の補助金・助成金について知っておくべきだから
- 本試験は原則直近1年間の変化(法改正や中小企業動向)は出題されないが、コロナ禍になってから1年以上経過しているから
コロナ禍は登場しない説

あくまで国家試験なんだから、主旨がブレる可能性がある問題設定にしないと思います!
ビジネス環境は変化しているけど、確立されたものなんてなくて試行錯誤の段階ですよ?そんな状況でコロナ禍の出題をして、何をもって正解とするんですか。第一コロナ対策をより深く知ってるほうが合格っておかしいと思います!
中小企業診断士試験なんだからさ、専門知識で勝負しましょうよ!
- コロナ対策ばかり回答する受験生が現れる等、本来の試験の主旨とズレる懸念があるから
- リーマンショックや東日本大震災時も情勢が大きく動いたが、直接設問で問われたことは無いから
- 試験時期(7月頃)には既にワクチン接種も始まっているなど、将来的には収束に向かっていくため、一時の流行であるコロナ禍をわざわざ前提とする必要がないから
議論は平行線のようですね。2人はこの後も議論を続けましたが、最終的には朝まで楽しく飲み明かしたそうです(もちろんオンライン飲み会ですw)。
ぶらんち予想
- コロナ禍は基本登場しない(と思う)
- 2次試験では、与件文に登場することはあっても設問には関わりない部分
- イベント開催はオンラインを推奨する内容になると思う
- 中小企業経営・政策では出題可能性があるも対策は不要
注)信じるか信じないかは自己責任でお願いします。
ぶらんち予想では「コロナ禍対応に関わる設問は登場しない」です!
受験生はそれぞれの環境で、現在進行形でコロナ禍に向き合っています。そのためつい無意識に現実での対応を回答してしまいがちです。そうなると作問者の意図を外れ、アイディア回答のオンパレードになってしまいます(本試験の主旨とズレる)。そのため、コロナ禍についても記述があっても直接設問には関わってこないものと想定されます。
ただし、かなり的を絞った設問であれば出題される可能性はあります。
例えば、令和2年度事例Ⅱでは「コロナ禍の影響はない」としながらも、観光地の設定にも関わらず今後のターゲットはオンラインサイトの顧客でした。
「オンラインサイトの顧客をターゲットにしたい」という追加条件があれば、定番であるがコロナ禍では提案しづらい「オフラインイベント開催」をそれとなく回避できるし、的を絞ることでアイディア回答を抑制することが出来ます。今後もオフラインイベントで集客するような助言は難しいと思いますので、オンラインの特徴は押さえておいた方がよいと思います。
尚、1次試験の中小企業経営・政策についてはコロナ関連の補助金・助成金の出題があるかもしれません。ただほとんどが期限付きの特別措置なので可能性は低いです。また、あったとしても1~2問程度なので対策は不要と考えられます。
結果発表!
令和3年度の2次試験を受けた方には推して知るべし…。知らない方は以下をご参照ください。

まとめ
如何でしたでしょうか。
ぶらんちの周りでは、幸いにもコロナウイルスに罹った方は未だおりませんが、それでも昨年は公私ともに大きくペースを乱され、大変な1年でした。コロナウイルスに罹患された方は尚の事と思います。
仕事と勉強の両立は体調を崩しやすいです。手洗い徹底はもちろん、十分な栄養・適度な運動、そして十分な睡眠をとって、お体ご自愛ください!